2005/09/26
メールをPOPで受信して、処理を行うプログラムを作らせた。
POPする事自体は、既存のモジュールを使用して簡単にできるので、そう難しいプログラムではない。
できあがったプログラムの動作について、できるだけ多くのメール・サーバから受信を行って、動作確認を行う様に指示をした。
社内にあるサーバ環境では、どうやっても限界があるので、自分が持っているメールアドレスを使って、受信ができるか確認する事になる。
社員がテストが完了したと言ってきた。
どのメールサーバを利用して動作確認を行ったのか聞いたところ、以下の回答が返ってきた。
excite
goo
意味がわからない。
excite や goo のサービスで POP ができるという話は、聞いた事がない。
どうして、これらのサービスを使用して、POP のプログラムの動作確認ができるのだろうか。
社員は、こうやって動作確認をしているのである。
excite、goo のアドレスから、会社のアドレスに転送設定
ぜんぜんダメである。
これでは、アクセスするメール・サーバは、会社のメール・サーバ「だけ」ではないか。
要するに、社員は「できるだけ多くのメール・サーバから受信して動作確認を行う」という事の意味が理解できていないのである。
メールサーバには、vpopmail、qpopper など、様々なサーバが存在し、それぞれ微妙に挙動が異なる。
単に接続するだけなら、プロトコルだけの問題であるから、どの様なメール・サーバであろうと、接続できるだろう。
しかし、ヘッダの保存のされ方などは、メール・サーバ特有の動作がかなりある。
たとえば、ヘッダ情報が2行に渡るとき、2行目以降の先頭行は空白か、タブか。
プロトコル上入ってはならないヘッダ情報が投入された場合に、それが削除されるか、されないか。
などである。
ひとつのメール・サーバにアクセスしただけでは、動作確認を行った事にはならない。
動作確認において、何を確認するべきか、きっちりと理解して作業するべきである。
投稿者 zunbe : 2005/09/26 13:04:06
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はい、師匠。
初心に帰って、きっちり動作確認シマス・・・・。
投稿者 GOTTi : 2005/09/26 14:43:15
投稿者 ずんべ : 2005/09/26 16:30:29
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