2005/12/25
お客様のサーバ向けに、AWStats 6.0 をインストールした。
このソフトウェアは、いわゆるアクセスログの解析ソフトである。
以前から知ってはいたが、なかなか使う機会がなくて、食わず嫌い状態だったのだが、この機会に勉強してみた。
このプログラムは、apache のアクセスログを解析して、データを収集するタイプのものである。
このタイプのアクセスログ解析の利点は、コンテンツ中のHTMLに、IMGなどによる情報収集タグの埋め込みが必要ないことである。
逆に、apacheが出力するアクセスログを解析する都合上、apacheの設定に依存する事になり、apacheの設定を操作できない環境のサーバの場合、設置がしにくい。
ちなみに、このブログで使用している高機能アクセス解析CGIは、AWStatsとは異なる方法で情報を収集する。
このタイプでは、コンテンツ中のHTMLに、IMGなどによる情報収集タグを埋め込み、ページへのアクセス情報を記録していく。
解析が必要なすべてのページにタグを埋め込む必要があるため、ページ数が多いとかなり面倒ではあるが、apacheのログ出力の設定には依存しないので、CGIが使えるサーバであれば、ほぼすべてのサーバで実装できる。
また、プログラムから、現在表示中のページに対して cookie などを出力しながら動作できるので、アクセス経路の追跡や、滞在時間の追跡が可能となる利点がある。
しかしながら、ページを表示する度に、いちいちCGIが動くことになるので、サーバの負荷が増えてしまうことは否めない。
どちらのタイプも一長一短がある。
ただ、どちらのソフトウェアも、デザイン的な部分がイマイチな気がする。
AWStatsの方は、棒グラフを中心に、綺麗に出力されて入るが、イマイチまとまりに欠ける気がする。
高機能アクセス解析CGIは、円グラフを中心に、グラフィカルに出力されてはいるが、テーブルの幅がきちんと揃っていないとか、もう少しなんとかならないか、と思う出力が多い様に感じる。
まぁ、「まとまりに欠ける」とか「なんとかならないか」とか言っても、ずんべがデザインするよりは、遥かに綺麗に出力されていると思いますので、いいんですけどね。(^^;
投稿者 zunbe : 2005/12/25 14:00:00
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