2006/02/15
うちの会社は、もちろん社会保険完備なのであるが、この社会保険の保険料というのは、会社と従業員で折半して支払うという事になっている。
しかし、この折半して払うというのは、いったいどういう意味があるのだろう?
たとえば、給料が26万円、社会保険料が4万円(会社負担が2万円、従業員負担が2万円)だとする。
確かに、社会保険料は折半されている。
しかし、よく考えてみると、お金の出所は全部同じで、会社である。
会社から見ると、給料と社会保険料を合算した総額の30万円がすべて経費で、ぶっちゃけた話、その内訳は、どうでもいい。
従業員から見ても、最終的に手元の残るお金がすべてであって、ぶっちゃけた話、負担率がどれだけかなんて、どうでもいい。
仮に、「社会保険料は全額を会社が負担しなさい」と法律が改正された場合、どうなるか。
会社が従業員にかける、総額30万円という金額が変わるわけはないのだから、給料26万円、社会保険料は全額会社負担で4万円となる。
会社が支出する経費の総額は30万円で、何も変わらない。
従業員が手にするお金は26万円で、何も変わらない。
では、「社会保険料は全額を従業員が負担しなさい」と法律が改正された場合、どうなのか。
会社が従業員にかける、総額30万円という金額はやっぱり変わらないのだから、給料26万円、社会保険料が全額従業員負担で4万円となる。
会社が支出する経費の総額は30万円で、何も変わらない。
従業員が手にするお金は26万円で、何も変わらない。
従業員と会社が折半するというこの制度、保険料徴収の仕組みを複雑にしているだけに思えてならないのだが、なぜこんな仕組みなんだろう?
不思議だ。
投稿者 zunbe : 2006/02/15 04:48:03
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