2005/12/19
ずんべは、メーラに Microsoft Outlook 2000 を使っている。
日曜日に、いつも通りメールを受信していたら、突然、エラーメッセージが表示された。
すべてのメール処理機能を備えたアプリケーションを閉じて、
受信トレイ修復ツールを使用してください。
なぬ!
どうやら、Outlook 2000 の PST ファイルが壊れたようだ。
うぅ…それは困る。
とりあえず、メッセージに従って、受信トレイ修復ツールを起動して、PSTファイルの修復を試みる。
またしてもエラー。
ファイルの調査を中断させるエラーが発生しました。
調査されたファイルは変更されていません。
ぐあぁ…。
ダメか…。
ググってみると、CD-ROM上のファイルにアクセスしようとした場合に出るなど、適切な書き込み権限がない場合に発生するらしい。
さっきまで使えていたんだから、それはないよな…。
念のため、パーミッションを確認する。
間違いない、ずんべのアカウントで書き込みができるようになっている。
再びググってみる。
げ!
[OL2002] 個人用フォルダの2GBのファイルサイズ制限について
PSTファイルのファイルサイズが2Gバイトを超えると、ファイルが壊れるだとぅ?
しかも、修復できない?
なんですとぉ~?
この資料によれば、1.8Gバイトに達したところで警告が出る事になっているが、そんなもの出ずに、いきなり死んだぞ。
それに、「受信トレイ修復ツールでは修復できない」と明記されている。
くは~、困った。
更にググってみる。
あった。
[OL2002] 2 GB を超えた PST および OST ファイルの修復ユーティリティ
なになに、このツールは、PSTファイルの一部を切り落として修復するのか。
う~ん、仕方がない。
試してみる事にする。
とりあえず、デフォルトのとおり、25Mバイトを切り落として修復してみる。
成功。
続けて、24Mバイト、23Mバイトと、1Mバイト刻みで落としていく。
20Mバイトで再び修復エラーとなった。
成功した21Mバイトのデータを Outlook 2000 で開き、分割して準備したPSTファイルに全部コピーし、データをすべて回収。
切り落としたデータは、「回収したフォルダXXXX」として、ほとんど残っていた。
この「回収したフォルダXXXX」を確認しながら戻していけば、ほぼ元通りになりそうだ。
ふぅ~、よかった。
PSTファイルのファイルサイズに上限があるなんて、ぜんぜん知らなかった。
最近は、数メガバイトのメールの送受信なんて普通にやるので、PSTファイルはどんどん肥大化していく傾向にある。
ファイルサイズには注意せねば。
投稿者 zunbe : 2005/12/19 01:12:20
トラックバック
|
〔http://blog.zunbe.com/mt/mt-tb.cgi/169〕
|
上限が2GBという辺りが、Win9xのFAT32仕様に絡んだ遺物な匂いがしません?(^^;
投稿者 NOBU! : 2005/12/19 05:37:35
しますね。(^^;
FAT32は4GまでOKなはずですから、もうひとつ前のFATを引きずっているのかな。
NTFSとFATおよびFAT32の比較
Outlook が出てきた頃は、2GBで十分有り余る容量だっただろうし、普通の個人ユーザであれば、そう簡単に2GBに達する事はないだろうから、2Gが上限でも十分ではあると思う。
でも、クラッシュする事がわかっているなら、せめて、クラッシュする前に警告を出して欲しかった。(涙)
# 2Gもデータを溜め込む人なんて少ないだろうから、修正の優先順位が低いんだろうケド…。
投稿者 ずんべ : 2005/12/19 07:07:24
失礼、記憶がごっちゃになってましたな(^^;
ご指摘どおり、2GBの制限はFATです。
OutLookの初リリースの頃はまだFATが主流だったという辺りではないでしょうか。昨今では大きな添付ファイルもちょくちょくあり、2GBなんてあっという間なので、改善して欲しいですね。。。
投稿者 NOBU! : 2005/12/22 08:06:11
そうですね。
近い将来、テラの世界に突入するでしょうから、そろそろFATの呪縛からは開放されてほしいですね。
投稿者 ずんべ : 2005/12/22 13:31:03
|